子どもの貧困 苦しい現状

中学教師が子どもの貧困の現状を公表します。

高校生と付き合った経験あり

      2015/11/11

高校生と付き合ったことがあります

教師になった翌年、高校3年生の男の子と付き合いました。
交際していたのは23歳から2年間です。
2004年~2006年で、今から10年以上前にことです。
出会いはコンビニです。

彼は近所のコンビニでアルバイトをしていました。
レジにいた彼は私にメモを渡してきたのです。
そのメモにはメールアドレスと一緒にこう書かれていました。

「2人でお話がしたいので、メールください」

私は23歳のとき、誰とも付き合ったことがありませんでした。
高校3年生の子が初めての彼氏だったんです。

彼は細身で背が高く、顔もイケメンでした。
見た目もさわやかでカッコいいなと思っていたので、
すぐにメール返信しました。

1ヶ月くらいファミレスや公園などで話をした後、
付き合い始めたのです。

貧困家庭の子どもでした

彼は母子家庭で貧困世帯の子どもでした。
コンビニで働いたお金は全てお母さんに渡していると
言っていました。
通っている高校はお世辞にもレベルが高い高校とは言えません。
進学率5%くらいの学校です。

10年前は、「子どもの貧困」がニュース等で取り上げられる
ことはありませんでした。
しかし、この頃にはすでにシングルマザー率は高くなっていたし、
進学したくてもできない子どもは大勢いました。

彼は進学なんて頭の片隅にも考えていませんでした。
高校を卒業したら働くものだと。

でも、それでいいんです。
無理に大学に行くことが良いことではありません。
レベルの低い大学に通い、チャラチャラと遊んだ挙句、
フリーターになる男に比べれば、
母親に早く楽になってもらいたいと願い、
早々に社会にでる男のほうがよっぽど立派です。

有望な男性にしてあげた自覚

彼の就職相談には親身になってあげました。
最初は特になりたい職業はないと言っていました。

中学生でも高校生でも同じですが、
将来やりたいことがないと言う生徒は、
本当はそうではないのです。

「どのような仕事があるか知らない」

だけなのです。

貧困家庭の親はあまり子どもと仕事の話をしないことが
多いように感じます。
「ちゃんと勉強やってる?」
とか
「少しでもお給料のいい会社に入れるといいね」
とか漠然とした話しかしていません。

本当にすべきなのは、
世の中にある様々な職業とその仕事内容なのです。
あとはその職業に就くために道のりです。

彼からじっくり話を聞くと、
ゲームを作る仕事に就きたいと話してくれました。
そして高校3年の秋、ついにゲーム製作会社に就職したのです。

この子とはもう9年の前に別れていますが、
3年前、最寄駅でばったり会いました。
今も同じ会社で働いていて、その会社はスマートフォン向けの
ゲームアプリ開発でかなり売り上げを伸ばしたそうです。
その会社でプロジェクトリーダーとして活躍していると
嬉しそうに話していました。

私が大人にしてあげたんだという
喜びがありました。

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