子どもの貧困 苦しい現状

中学教師が子どもの貧困の現状を公表します。

児童養護施設が保護せず 相模原市の中2生徒 無念

   

相模原市の中学2男子生徒の不幸

相模原市の中学2男子生徒が自らの命を絶ちました。
この生徒は両親から虐待を受けており、
児童養護施設で暮らすことを望んでいました。

しかし、その望み叶わず最悪の結果となりました。

私は中学教師なので、このような問題に対する
学校側の対応の大変さを知っています。

露骨に荒れた親であれば、明らかな虐待が確認できますし、
親のほうから子どもの育児を放棄します。
困るのは一見普通の親なのに、子どもに無関心、
あるいは虐待をしている場合です。

このような親は学校側がいくら手を差し伸べても
自分たちで解決すると言い張ります。
もちろん、児童養護施設で子どもを預かると言っても
拒否します。

教師や行政とはいえ、親を信用してみようと
考えてしまいます。

その結果、今回の相模原市の中学2年生のような
最悪な結果が生まれるのです。

児童養護施設の問題

メディアでは児童養護施設の対応に問題があったように
報じています。

もちろん、問題点はあります。
今回、最も大きい問題点は、

「判断の遅れ」

です。

今回の判断とは、強制的に児童を保護するかどうかの
判断です。

実は、児童養護施設では、子どもに対する危害が大きいと
判断したら、親の許可なしに強制的に保護できるのです。
しかし、これは稀なケースですし、
強制保護をしたことにより親や関係者からバッシングを受ける
ことも多いのです。

そのため、慎重に判断せざるを得ません。

テレビで意見を述べるコメンテーターの仕事は簡単です。
起きた結果に対しコメントするだけですから。

実際には一筋縄ではいかないのです。
子育てや虐待の疑いについて、親に頻繁に指摘したことで
かえって子どもが傷付けられたケースだって
少なくないのですから。

虐待の疑いがある生徒には

今回の件で反省すべきは、行政があれこれ考えすぎた点です。

震災が起きた場合に、もし大した事態にならなかったとしても
とりあえず避難しておくという対処をするように、
虐待の疑いがあれば、後のクレームを気にする前に、
強制保護するべきなのです。

それが、限りなく少数派である「不幸な子ども」を
救う手段だと思います。

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