子どもの貧困 苦しい現状

中学教師が子どもの貧困の現状を公表します。

制服リサイクルが流行っています

      2016/04/02

子どもの貧困から生まれた制服リサイクル

数年くらい前から、卒業生の着ていた制服を無料で引き取り、
新入学生に提供するサービスが始まっています。

各自治体がやっていることが多いですが、民間企業でも
ボランティアでやっています。

制服は女子生徒のものでは3万円前後します。
これに加え、ワイシャツや体操着、その他を合わせると
6万円近くになります。

貧困家庭には厳しい出費となります。
そのため制服リサイクルの人気は急上昇なのです。
お金のない親御さんは大喜び。

しかし、子どもたちの心境は複雑です。

喜んではいない子どもたち

中学に入学する頃の子どもは、家庭の事情を概ね知っています。
母子家庭になった理由や、世帯所得が少ないのかどうかなど
大人が想像する以上に知っています。

そのため、リサイクル品の制服でも、

「中古とは思えないくらいキレイだね。」
「制服を用意してくれてありがとう。」

などと言ってくれるようです。
しかし、それは親を喜ばせるためのセリフなのです。

校内で女子生徒たちが立ち話をしていて、
このように言っていました。

「うちはお金がないから、リサイクルの制服なんだ。
お母さんには言えないけど、キレイな新品がほしかったよ。
中古だって男子にバレたら大声で言われそうだし。」

やはり、オシャレは流行にも敏感になる年頃の女子です。
誰が着たのかわからないような制服はイヤだと思っても当然です。

このような子どもの本音を聞くと、
制服くらい買ってあげられないものだろうかと思います。

確かに決して安い買い物ではありません。
しかし可愛いわが子の新しい門出です。
入学祝いとして制服をプレゼントするくらいの
頑張りを見せてもよいのではないでしょうか。

制服は買えないくせに、自分はスマホを使っているような
母親を見ると、どうしてもそんな風に考えてしまいます。

悪い大人たちの手に渡ることも

制服リサイクルはメリットも多いですが、
一握りの悪い大人より、残念なことになるケースもあります。

マニアックな男性の趣味に使われてしまうことです。

普通に考えれば、子どもの服を手に取って何が楽しいの?

と思うのですが、
マニアな人には常識は通用しないのです。

難しいのかもしれませんが、このような趣味で、
子どもたちを被害者にしないでほしいと願います。

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