子どもの貧困 苦しい現状

中学教師が子どもの貧困の現状を公表します。

給食費を払わない親

      2015/11/06

■給食費未納の問題

2015年6月、埼玉県北本市の公立中学校は、
給食費の未納が3ヶ月続いた場合、7月から給食を出さないと
保護者に通知しました。
その間は弁当を持参させてほしいことも合わせて通知しています。
該当したのは43世帯の生徒でした。
そのうち40世帯に関しては支払ったようです。

北本市の場合は1ヶ月4,500円です。
この金額で平日ほぼ毎日の昼食が食べられるのですから、
けっして高い金額ではありません。
実際のところ、給食費未納の世帯の親は、
支払う能力があるにも関わらず払っていなかったのです。

この北本市のやり方には賛否両論あります。
賛成意見としては、
・有料サービスなのだから、料金を払わなければ提供されないのは当然だ。
・払っていない生徒に提供したら、不公平になる。
などです。

逆に反対意見としては、
・払わないのは親の責任だが、その尻拭いを子どもにさせるのはかわいそう。
・給食も教育の一環なのだから、全員に食べさせるべき。
などです。

中学教師の私の意見としては、北本市のやり方に賛成です。
給食費未納なんて単なる無銭飲食です。
代金を踏み倒してもよいなんていう教育をしたくはありません。
なので、代金を払わないのなら食べられないと生徒に教えたいです。

給食費を払わない親

給食費を払わない親にはモンスターペアレントが多いです。

「払っていなくても食べさせろ」
「他にも払っていないところがあるだろ」

なんて理不尽なことを言う親もいるのです。
呆れて開いた口が塞がらないとはこのことです。

うちの学校でも給食費を払っていない世帯があり、
他の先生が説明に行きました。
その先生が言うには、訪問したすべての家には
高そうな車が置いてあり、とても生活が苦しいとは思えないと
言っていました。

結局、お金の問題ではないのです。
真剣に教育をする気があるかどうかなのです。

そして、偶然かもしれませんが、
学校教育にかかる費用を踏み倒そうとする世帯の子どもたちは
勉強の成績が悪いです。

教師が見放すわけにはいきませんが、
あの親なら仕方ないなって思ってしまいます。

低所得者には就学援助がある

世帯所得が一定額に満たない場合には、
「就学援助」というものがあります。

私が働くさいたま市では、就学援助に該当する世帯には、
給食費が免除されるうえに、学用品費や修学旅行の費用なども
支給されます。

貧困世帯にはしっかりとしたサポートがあるのです。

もちろん、援助を受けるためには、申請書や添付書類などを
提出しなければなりませんが、
親ならそれくらいやって然るべきです。

代金を踏み倒す親は貧困ではないのです。
単なる悪人なのです。

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