子どもの貧困 苦しい現状

中学教師が子どもの貧困の現状を公表します。

子ども好きな母親の貧困生活

      2016/03/29

子ども好きシングルマザーの貧困

子どもが好きであるがゆえに、貧困な暮らしをさせていることを
申し訳なく思う母親がいます。

玲奈さん(32歳・パート)は2人の小学生の子どもを
女手一つで育てています。
シングルマザーの中には、仕事と育児を両立させている
人も多くいますが、
彼女の場合は、独自の教育方針により生活が困窮しているのです。

玲奈さんは3歳のときに父親を病気で亡くしました。
母は生活費を稼ぐため、昼は事務の仕事をし、
夜は飲食店でアルバイトをしていました。
そのため、母といる時間が少なく、いつも3つ上の姉と2人で
過ごしていました。

そんな母も玲奈さんが第一子を妊娠中に病気で他界しました。
亡くなる少し前、母は言いました。

「仕事ばかりしていて、あなたたちと一緒にいて
あげられなくてごめんね。
玲奈は小さな子どもをしっかり見てあげる母親に
なりなさいね。お母さんみたいになってはダメよ。」

彼女は泣きながら、母の遺言を聞き入れる決意をしました。

その後、2人目の子どもにも恵まれ、しっかりと育児を
していこうと思っていた矢先、旦那が出て行ってしまいます。
不倫相手の元に行ってしまったのです。

彼女の子育て計画は足元から崩れました。

子育ては計画的に

玲奈さんは32歳には見えないくらい若々しく、
アイドルのような顔をしているため、
友達から飲食店で働くことを勧められます。

育児にはお金がかかるし、飲食店なら短時間で高所得も望めます。
心が揺らぎましたが、母の言葉がストップをかけます。

子どもたちと過ごす時間を優先させるため、
夜に家を空けることはせず、他の時間帯で2ヶ所の職場を
掛け持ちすることにしました。

2:00~5:00までの深夜のアルバイト
9:00~14:00までのパート
しかも働くのは平日のみ。

子どもたちが完全に寝ている時間と、学校に行っている時間
だけが働ける時間です。
この働き方だと、多い月で手取り15万円です。

彼女は男に頼っていると大変な結果になることを
経験しているため、少ない所得の中で
計画的に貯金をし、子どもたちの学費を貯めています。

お金より愛情

子育てにおいて、お金よりも愛情が大切なのは
誰でも理解できます。

しかし玲奈さんは言います。

「親が愛情を注ぐのは当たり前。
裕福でなくてもいいから、最低限の生活をさせて
あげなければ親の仕事を果たしたとは言えない。」

彼女のように強い意志で子育てに望む人であれば、
十分な愛情を注ぎながら、生活費を稼ぐことができるでしょう。

このような母親ばかりであれば、「子どもの貧困」という
問題は起きないと言えます。

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